約1年ぶりの更新です。
気づけば島に移住してから、もうすぐ3年が経とうとしています。最初は何もかもが新鮮だった島暮らしも、今ではすっかり「日常」になりました。
今回は、たまには“複業組合”らしく、仕事の話を中心に書きたいと思います。
今の仕事:水産加工×畳屋
現在は「水産加工会社」と「畳屋」で働いています。
水産加工会社の仕事は、移住してすぐに始めたもので、今では自分のベースのような存在。仕事の流れにも慣れ、季節ごとの忙しさにも対応できるようになってきました。
そしてもう一つの仕事が「畳屋」。 複業組合に入るとき、「いろんな仕事をすることになるんだろうな」とは思っていましたが、まさか畳屋で働くことになるとは…正直、予想外でした(笑)。
畳の世界って、想像以上に奥が深い
働く前は、「畳なんて全部同じサイズでしょ?」と思っていました。今では、そんな自分がちょっと恥ずかしいです。
実は、部屋の歪みに合わせて一枚一枚サイズを調整する必要があり、同じ畳は一つとして存在しません。だからこそ、「一分(約3mm)」「一厘(約0.3mm)」単位の正確な測定が求められ、少しでも誤差があるとうまくはまらないんです。
不器用な自分にとってはハードルが高く、最初は「これは自分の世界じゃないかも…」と不安もありました。それでも少しずつ慣れて、今は主に畳の運搬を担当しています。


離島ならではの働き方
島前地域には畳屋さんが一軒しかないので、仕事で西ノ島や知夫里島まで行くこともあります。移動手段はもちろん船。天気や時間に左右されて大変なこともありますが、「仕事で船に乗る」って、なかなかできない経験。実はけっこう楽しんでいます。 最近は、畳屋さんの息子さんがやっている内装の仕事も手伝い始めました。主に壁紙をはがす作業なんですが、これが意外と楽しくて。きれいにぺりっと剥がれると、ちょっと快感なんですよね(笑)。

職人には向いていないけれど・・・
こうした職人仕事は、島の中でなくなってしまうと本当に困る仕事です。
不器用な自分は職人向きではないけれど、そんな大切な仕事の一部に関わることができているのは、ちょっと嬉しいこと。
…とはいえ、30kgの畳を4階から運ぶときは、さすがに心が折れそうになります(笑)。


私生活もちょっとだけ
プレハブでの生活も、もうすぐ3年。最初は慣れないことばかりでしたが、最近やっと落ち着いて暮らせるようになってきました。
なぜかここ最近はコスプレ(?)みたいなことをする機会が多くて(笑)。予定通りにいかない毎日ですが、「今が楽しいならそれでいいかな」と、ゆる〜く過ごしています。




おわりに
島暮らしも3年目。
仕事も私生活も、まだまだ模索中ですが、「複業」というスタイルだからこそ、たくさんの経験ができていると感じています。
正確さが求められる仕事と、ふわっとした日常。
そのギャップも含めて楽しみながら、これからも島での暮らしを続けていけたらと思います。

