

⽇本海に浮かぶ隠岐諸島のひとつ、中ノ島。ここに海⼠町はあります。町には、定置網漁をはじめとした漁業や農業、隠岐牛を育てる畜産業、ユネスコ世界ジオパークに認定された豊かな自然環境を活かす観光業など、特色ある産業があります。その多くは、自然に寄り添う島らしく、時季によって繁忙期が異なります。季節を感じられる反面、年間の仕事量にばらつきがあるため、安定した雇用が難しいという面もあります。海士町に魅力を感じ移住をしたいと思っても、「はたらき先をさがすこと」がひとつのハードルにもなっています。
島の特色ある産業を活かし、そこで楽しくはたらける人を増やすにはどうしたらいいか?その一つの答えとして考えたのが、「繁忙期の異なる島の様々な仕事を組み合わせ、時期に応じてはたらく場所を変えていく」という組織横断的な複業スタイルです。そして、このはたらき方を「いろいろな仕事を掛け合わせて、わたしらしく編んでいく」という意味をこめて、「AMU WORK(アムワーク)」と名付けました。
わたしたち海士町複業協同組合は、このAMU WORKという新たなはたらき方が、はたらく人、島全体、双方にとって刺激と活気をもたらすものになると期待しています。そして、このAMU WORKをともに探りながら実践してくれる仲間を募集しています。

AMU WORKの仕組み
海士町複業協同組合には、次の3者が所属し、
AMU WORKを運営しています。
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AMU WORKER
AMU WORKを実践していく職員。事務局と相談の上、季節や個々のスキルに応じて、はたらき先を決め、仕事を行います。
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はたらき先
AMU WORKERがはたらく事業所。組合に所属し、事務局を通じてAMU WORKERに仕事の依頼をします。
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組合事務局
AMU WORKERとはたらき先のサポート、調整・連絡業務などを行います。



複業の方針
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1年目は、1年で3箇所以上かつ、
1箇所3ヶ月以上の勤務をすることなぜ初年度にこのような働き方をするかというと、以下の狙いがあります。
・複業という働き方に慣れる
・島の生業・季節・暮らしを知る
・3ヶ月間ひとつの季節に関わる働き方をして、人間関係を構築する -
2年目以降は、1年で2箇所以上の
はたらき先で勤務すること(期間の定めなし)1年目で積んだ経験を生かして1年目に働いた事業所に長期的に働いたり、
逆に1年目には働くことができなかった生業により多く関わるために、
ひとつの事業所で働く期間を短めに設定して、
より多くの事業所に関わる働き方もできるようになります。

はたらき方の例
下図はAMU WORKER 雪野さんの1年間のはたらき⽅です。冬の漁の繁忙期には海に出て、春と夏は水産加⼯品の営業と企画・書類作成の事務仕事をするなど、季節に応じたはたらき⽅をしています。これはあくまで、⼀例なので、あなたなりのはたらき⽅を考え、実践していただければと思います。




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