どんな職場ですか?
職場は、NPO法人隠岐しぜんむらが運営している『島を遊びこむ お山の教室』という定員14名の保育園です。
自然の中で過ごすことを大切にした保育園なので、子どもたちはどんな日でも(雨の日も雪の日も寒い日も暑い日も)ほとんど野外で過ごしています。
給食も、野外で食べています。
活動場所が広く、野外で遊ぶことがメインとなるため週3回はお弁当、週2回が給食です。
この写真撮影の際も、ひょうが降ってきましたが、海士町の冬の天気はころころ変わるので、屋根のあるところに移るか、どうするかとみんなで考えながら食べていました(笑)
どんなお仕事ですか?
週2回、子どもと大人を合わせて20人分くらいの給食づくりが主なお仕事です。それにかかわる献立づくり・食材の仕入れも含まれます。
子どもたちが自然の中で採取した山菜や海藻、畑で育てた野菜なども調理していただき、子どもたちといっしょに食事をいただきます。
給食の調理の経験がある人はもちろん、調理の経験はないけれど料理が好きという方も過去には働いていました。
給食を提供するにあたって大事にしていることは?
お山の教室の給食は、季節ごとの旬の食材を使い、素材の味を大事にすることをコンセプトにしています。
魚や肉の種類や特徴・素材の食感の違いを楽しみながら、『子どもたちが楽しめる給食』を大切に考えています。
また、農薬や添加物はなるべく避けた食材を使用しています。
職場の面白いところは?
海士町産の食材にたくさん触れられるところが面白いです。
上記であげたように子どもたちが畑で作った野菜や、自然の中で取ってきものだったり、地区の人からいただいてきたり、様々。
人の顔が見え、季節感があるので、毎日が新鮮!!海士町に来て初めて扱った食材もたくさんあります。
大変なところは?
「できるだけ新鮮なものを」と考えていたら、直前までどんな食材が使えるかはっきりしなかったりします。
使いたい食材が無かったり、逆に同じ食材ばかり使っていたりということもあります。
年に1・2回程度ですが、冬に雪がたくさん積もった日は車でお山に上れなくなるので、お山の活動場所が変わります。その場合は、給食の日が変更になることもあります。
好きなところは?
子どもたちが毎日ダイレクトに反応してくれるところがとても好きです。
「嫌いな野菜を食べれた~!」「やっぱりこれは苦手」「またこれ作って~!」「お母さんに作ってもらうから作り方教えて~」などなど。どんな反応も次に繋がって楽しいです。
「どんな料理にしたら食べやすいかなぁ」「これは好きかな?」と考えながら、いろんな食材や調理法を試せるのも楽しいです。