AMU JOURNAL

海士町島レポート

埼玉県からの引っ越し体験記。

2024.2.11

書いた人 ― 小山 澄佳

直前まで住んでいた埼玉県から海士町まで、800km超えの移住は雪の時期でした。

関門その1:引っ越し手段

移住に伴い、大きく悩んだポイントは車と荷物をどう運ぶか。

免許返納を控える祖母にタイミングよく車を譲ってもらいました。

ただ、年に1〜2回祖母の家に行った時だけ運転する私は、ほぼペーパードライバー。

車に荷物を積んで引越しをするのが一番安くスムーズということは分かっていましたが800kmという想像もしたくない超長距離に頭を抱えていました。

引越し業者の見積もりは、案の定かなりの高額になってしまい…

そこで私が導き出した方法は、車は陸送業者に依頼し、分解できる荷物は極力コンパクトにし、全て宅急便で送る。という方法でした。

この方法で、なんと引越し業者の1/4までコストを抑えることができました! あとは、電車と飛行機と船を乗り継いで、海士町に来島するだけです。

関門その2:大雪

いよいよ今週引越し!という時、さらなる関門が…

移住日前の2日連続で、隠岐汽船が欠航というドキドキの状況に。

迎えた引越し当日、恐る恐る開いた隠岐汽船の公式サイトでは「通常運行」との表示があり、一安心して空港へ向かいました。

しかし、空港に着いた途端、乗るはずの便は雪のため欠航となり、次の便へ自動的に振替となりますとの案内が…フェリーにばかり気を取られていた中、まさか飛行機が飛ばないとは思いませんでした。

フェリーに間に合わないため、仕方なくその日は境港で一泊し、翌日フェリーで海士町へと向かうことに決めました。境港では、ホテルの温泉でゆっくりし、港のお寿司を食べ、朝からバタバタだった身体を休めることができ、翌日、無事に海士町にたどり着くことができました!

港で食べたお寿司

移住早々、島の洗礼を受けましたが、このドキドキもまた島ならでは。海士町へくる時は、余白を持ったスケジュールにすると良いかもしれません。

書いた人

小山 澄佳

5県出身。大学で行った離島教育研究をきっかけに、離島暮らしに興味を持ち、海士町へ。教育や食、地域づくりに興味があります。

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