はたらき先

飯古定置

継続的な漁業が可能な、環境にやさしい漁法

漁業(水産養殖業を除く)

どんな職場ですか?

1221年、承久の乱に敗れ、隠岐へ配流となった後鳥羽上皇が最初に御到着された崎港が私たちの基地です。その目の前の海に漁を行う定置網が設置されています。定置網事業は、定まった場所に網を設置し、魚を待ち受ける「待ちの漁業」と言われます。マクロ、ミクロの自然環境の変化に影響されますが、その中で網の管理を徹底し、できるだけ多くの魚を獲ること、さらには獲った魚を高く売ることを目指し、6次産業も視野に入れつつ、鋭意努力、邁進しています。

季節ごとに入って欲しい魚はいますが、隠岐の豊かな自然環境の中で多種多様な魚が回遊しており、どんな魚が網に入っているのか分かりません。ワクワクの毎日です。時には全国ニュースになるほどの珍しい魚も入網します。

会社として大事にしてることは?

アクシデントを含め、日々いろいろなことが起こります。海上は危険ですからその対応にはスピードと正確性が求められます。一人なら決して「出来ないこと」を従業員全員の心技体を総動員して「出来ること」にします。エンジン音もうるさい船上ではアイコンタクトや相手の動きを見て、求められている次の行動を取ります。陸上での網仕事も同じように協力して取り組みます。

職場の面白いところは?

現在、従業員は9名で全員がIターン、しかも元から漁師はゼロ(一人新卒の生え抜きがいますが…)で、みんな様々な職種を経てここにやってきました。漁師としての経験は少ないかもしれませんが、それをカバーする様々な能力を持っています。お互いの得意分野を生かすことで、しばしば化学反応が生じます。

大変なところは?

状況が目まぐるしく変わる自然が相手、しかも不安定な海の上。魚の入る網は海の中で、船からは全貌が見えません。様々なアクシデントは日常茶飯事です。しかし神は乗り越えられる試練しか与えません。全集中の呼吸で問題解決!難関をクリアした後の達成感はひとしおです。

この仕事のどんなところが好きですか?

風景ですが、場所は港であったり、海の上での移動中であったり、漁の最中であったりしますが、とにかく季節によっても、天候によっても、毎朝毎朝、全く違った表情を見せてくれます。美しいです。これだけでも「漁師になってよかったぁ〜♪」と思えます。

Information

飯古建設有限会社