AMU JOURNAL

はたらく人の声

ひたすら岩牡蠣を磨く日々です。

2023.3.10

書いた人 ― 西野 愛菜
はたらき先 ― 海士いわがき生産

最近の業務

海士のブランド牡蠣「いわがき春香」を養殖している海士いわがき生産株式会社で約2ヶ月働きました。この時期は、ひたすら岩牡蠣を磨く日々。かごに入った岩牡蠣を無我夢中で磨きます。多い時は、1日250〜300個磨くことも。養殖している岩牡蠣を海から引き上げ、大きな洗浄機で岩牡蠣を大まかに洗った後、人の手で磨いていきます。磨く時は、研磨器に岩牡蠣をあてて周りについている海藻やフジツボ(小さな貝)を取り除いて行きます。研磨器に岩牡蠣を強く押し当ててしまうと岩牡蠣に穴を開けてしまうので、そうならないように力加減を気にしながら磨いています。少しずつこの岩牡蠣はダメだなとか、磨きやすいなとか、見ればわかるようになってきたのは自分が成長できた点だと思います。

一番驚いたこと(仕事と暮らし)

驚いたというよりも嬉しいに近いのかもしれませんが。岩牡蠣で働いていると大人の島留学生と一緒に働くことが多く、同世代の仕事仲間が増えました。島留学生は、関西の大学を休学して海士町に来ている人や、新年度から東京で就職することが決まっていてそれまでの期間に島を楽しみたいと思って来ている人など様々です。歓迎会と題して飲み会を開いてもらったりと楽しかったです。飲み会では、仕事の話や出身地の話、島留学生の大学生活の話などをしていました。距離感が縮まった感じがして、楽しい一時でした。

最近どうですか(暮らし)

3月になって少しずつ暖かくなってきました。商店は19時前後には閉店してしまうので、早めに買い物を済ませておいたり、島の道路を地図を見なくても走れるようになったりしました。海士の暮らしにも慣れたのかなと思います。先日夕日を見ていると、ウグイスの鳴き声がどこからともなく聞こえてきて。あー、やっと春が来てくれるとウキウキしております。海士の桜はまだ見たことがないので、複業組合のメンバーで食べ物を持参して花見をしたいですね。

この記事のはたらき先

海士いわがき生産 について

書いた人

西野 愛菜

京都出身。東京と石川で働いた後、海士町に移住。自分のやってみたいことをとことんやってみようと移住を決意しました。

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