AMU JOURNAL

はたらく人の声

いつぶりだろう??親友を船で見送ったのは(笑)

2024.4.17

書いた人 ― 宇谷 康志

前回書いた ”いつぶりだろう??親友ができたのは” の記事から約半年が過ぎたのでそろそろプレハブ生活の続編を書こうと思いました。

海士に来る前は半年なんてあっという間と感じるのが普通でした。今も時間が過ぎるのは変わらず早くは感じますが、日々の生活の濃さが違うのであの出来事ってまだ今年の話だよね。なんていうことが頻繁にあります。

前回、本土では味わえない生活を送ってると書きましたがその後も予想にもしていなかったことが色々起きていて刺激的なプレハブライフが楽しめています。

まさかホストファミリーになるなんて

まずはブータンからホームステイを受け入れました。旅行会社で働きながら政府のお仕事もしている若者がプレハブにホームステイ。ギャップがありすぎます。

まさか自分がホストファミリーになるなんて(笑)

わずか1泊でしたけど万国共通のジェスチャーと翻訳アプリでなかなか楽しいカオスな時間でした。

地区での歓迎会の後プレハブで二次会
初めてこんなハグされた

誕生会をここでやるとは

そして、個人的に一番ありえない出来事だったのが、45歳の誕生日を地区の公民館で祝ってもらったことです。そもそも誕生日を祝ってもらうのも十年ぶりくらいなのにまさかの公民館(笑) 

なかなか海士でもレアケースだと思います。最初は冗談で話していたのがまさか実現するとは。プレハブだけでなく地区の皆さんにも祝っていただき忘れられない出来事になりました。

ありえない公民館での生誕祭

誰よりもクリスマスを楽しむとは

ご近所さんとクリスマス会。ケーキを食べながらM-1グランプリを見るだけの予定が気づけばサンタ帽、部屋の飾りつけ、玄関のリースと海士で一番クリスマスを楽しんでるんじゃないかと思ってしまうほど頑張っちゃいました。 最近は何か楽しそうなことがあるととことんやってしまうようになってる気がします。

若い二人の隣にお邪魔感が半端ない

誰よりも冬を満喫

今年は冬を色んな意味で満喫しました。週1開催の鍋パーティー。多分、数年分の魚をこの冬だけで食べた気がする。さすがにしばらく鍋はいいかなと(笑)あと、大雪の日も思う存分楽しみました。本土にいるときは雪が積もるとほんとに憂鬱だったのに今はこんなに楽しめてます。

最年長が体はってます。
プレハブ雪まつり笑

いつぶりだろう親友を見送ったのは笑

そして最近の出来事ですが、前回の記事で ”いつぶりだろう親友ができたのは” と書きましたがその親友をこの春見送りました。海士はほんと出会いも多いですがその分別れも多いです。海士での充実したありえない生活が送れているのは間違いなく彼のおかげだったので寂しさもひとしおです。

補足しますが、見送った彼は船で数分の隣の島に引っ越したので、みんなからはどうせすぐ会うのにってあきれられています。まあ普通に考えればそういうことですけどね(笑)

地区での送別会、プレハブ勢で記念撮影
プレハブでもしっかりと送別会
パイ投げ、外でやる予定が悪天候で室内。片付けはいうまでもなく大変でした。

本土に比べると確かに生活するにはなにかと不便かもしれませんが、予想もしていないことが次々起こる今の生活はよそではなかなか味わうことができません。

以前は感情をあまり表に出すタイプではなかったのですが最近は逆に感情が豊かすぎるといわれることが多くなりました。自分ではあまり自覚していませんがそのようです笑

それだけ生活が充実しているんだと思います。

交友関係は相変わらず狭いままですが、これからも想定外のことが起こることにワクワクしながらまずは45歳の今年を楽しもうと思っています。

また、想定外のことが起きたら続編を書きますね(笑)

書いた人

宇谷 康志

島根県大田市出身。40代バツイチ独身。新しいことにチャレンジしようと決意。やるなら環境を大きく変えようと、思い切って海士町へ移住。

宇谷 康志 の他の記事