AMU JOURNAL

はたらく人の声

森林組合で働き始めてから3ヶ月が経ちました!

2022.5.31

書いた人 ― 山郷 志乃美

今週どうでしたか?(主に業務)

森林組合で働き始めてから3ヶ月が経ちました!あっという間です…!

今は、刈払機という機械を使って、茂っている草や細い木などを切って、牛の放牧地を整えています。

この現場が始まったのが4月に入ってからなのですが、特に最初の方は、下刈りしないといけない場所の範囲が広すぎて(2haだそうです。いまいち数字だとピンときませんが。)『絶対に終わらないよ…』と日々絶望していました(笑)。

が、終わりが見えないなかコツコツ毎日手足を動かして1ヶ月、ゴールのピンクテープ(範囲はここまでですよと示すテープ)が見えてきました。ほんと、感慨深いです…(泣)。

と、ここから自分の話になるのですが、私は何かをコツコツ続けることが苦手で、何かをやるぞ!と意気込んで始めても3日坊主で終わることが往々にしてありました。3日で達成できるものならいいのですが、ゴールがもっと先にあるものはいつの間にか放り投げて他のことを始めてしまっていたりします。でも、そんな私が最近、途中で放り投げていた物事を、またやり始めて、コツコツと続けているんです。

そして私が思うに、林業で働くことを通してコツコツ続ける自分が成形されてきたからなのでは?!と思うのです。森林組合で働き始めて感じていたのが、林業という仕事はスケールがでかい、ということです。先祖が植え育ててきた木を、伐採して、子孫のために木を植え育てる、というように。今とてつもなく自分の力を発揮したからといってすぐに結果が現れるものではない。時間的にも物理的にも1個人の自分の力では及ばないものに向き合っていることを、強く感じます。

そんな大きなスケールの中で個人ができることは、できることをコツコツとやっていく、ということであり、コツコツ働くことを通して、コツコツやることが身についていったのではないかなと。

山で働くなかで自然と、山で働くために必要な脚の筋肉がついていったように、木こりのスピリットなるものが形成されていったのではないかなと。

山には山の、海には海の、魚屋には魚屋の、風土のようなものがあって、そこで働くことを通して、新たな視点で世界を見つめられたり、心身が変容したりしていくのがとても面白いなと思うのでした。

今週驚いたことはなんですか?(暮らしと業務)

●蚊大量発生!

驚いたことというか最近の自分の中の衝撃的なことなのですが、仕事場に蚊が大量発生しはじめました…!

考えたら山に蚊がいないわけではないし、そろそろ蚊が出てくる時期ではあるんですけど、それでも、山の中には蚊がめちゃくちゃ多くて、虫除けスプレーも汗で流れていつのまにか蚊がまとわりついていて、こんなにも蚊にやられることがあるとは…と衝撃をうけています。

早急に、対策をとらねばです。

即席顔蚊帳 効果☆(顔は守られる)

最近どうですか?(主に暮らし)

●Hot Topic : ヨットプロジェクト始動

以前から「ヨットを作ってセーリングで世界一周したい!」と騒いでたところ、幸運なことに、世界的なヨット乗りの方が海士町に移住され、海の士を育む会が発足され、ヨット作りや無人島航海キャンプ、伝統的なカンコ船を復活させる等々のプロジェクトが始動しました!

これからが、楽しみです!

●Good News : 畑の野菜たちが順調に育ってきました!

お隣さんに手取り足取り教えていただきながら育てている野菜が、順調に大きくなってきました!嬉し〜〜!

今植えているのは、ピーマン、サニーレタス、じゃがいも、にんじん、キャベツ、とうもろこし、ほうれん草、オクラ、きゅうり、トマト、なす、さつまいもです。大きくなってくれよ〜〜!

書いた人

山郷 志乃美

埼玉県出身。初めての釣りに感動し、漁師を目指し海士町へ。魚を求め定置網漁、漁協で勤務。

山郷 志乃美 の他の記事