AMU JOURNAL

はたらく人の声

以前刈払いした現場に行ったら、小さかった松がすごく大きくなっていました!

2022.9.26

書いた人 ― 山郷 志乃美
はたらき先 ― 隠岐島前森林組合

今週の業務(仕事)

9月から、隠岐島前森林組合さんのホームページ作りをさせていただいています!

以前から、Web制作に興味がありちょこちょこ勉強していたのですが、7、8月に諸事情で仕事をお休みしていた際にガッツリ勉強する時間が取れ、今後も何かしらの形でWeb制作に携われたらいいな〜と思っていた矢先、ありがたいことに隠岐島前森林組合さんのホームページリニューアルを任せていただけることになりました。本当にありがとうございます!

実際に現場で働いたからこそ伝えられることがあると思うので、4ヶ月半働く中で発見したこの仕事や組合の魅力を伝えられるように精一杯頑張ります!

ちなみに、私が森林組合で働く中で感じた『ここが魅力的!』と思うのが、現場ごとに全然違う景色の中で働けるところです。

森林組合の仕事は、①森林を作る、②環境を整備する、③産業を支える、の3つから成っているため、色々な現場で働いたのですが、毎回違う現場にいく度、生えている植物が違ったり見える景色が全然違うため、新鮮な気持ちになりました。

仕事を少し紹介すると…

1. 森林を作る仕事というのは、木の伐採や木の成長のため雑草を刈る等、いわゆる林業と呼ばれる仕事です。

伐採
刈払い(松の成長のために雑草を刈払いします)

2. 環境を整備する仕事というのは、道を整備するため雑草を刈ったり枝を落としたり、住宅街にある木を伐採する(特殊伐採)などです。

道の整備
特殊伐採

3. 産業を支える仕事というのは、島の特産物である牛の牧草地を作るため、雑草を刈ったり木を切ったり、芝を植えるなどの仕事です。

森って、一見なんか怖そうに見えますよね。でも、中に入って『こんなところに道が??!』と道を発見した時とか、『ここ絶対人が通るところじゃないでしょ…』と思いながら進んでいって急に視界が開けて海が見えたりする瞬間とかに、すごくワクワクした気持ちになったり、それと、森と一概に言っても、その場所に生えてる植物とかが全然違ったりして、見える景色や、歩く感触とかが全然違ったりするのが、好きで、面白いな〜と思います。

一番驚いたこと(仕事と暮らし)

この前、2ヶ月ぶりに、以前刈払いした”松の現場”に行ったら、以前は小さかった松がすごく大きくなっていました!最初、頑張って切った雑草がぼうぼうに生えてたので『私たちのあの頑張りはどこに行ったんだ〜!』とちょっとしょげたんですが、よく見たら小さかった松がすごく成長してて、『私達の汗水はこの松の成長のためだったのね…頑張ってよかった(涙)』と思いました。驚きと、ともに嬉しかったことですね!

以前の小さい松
大きく成長した松

あとは、暮らしのことでいうと、家を空けているうちに(せっかく夏野菜を頑張って育てていたのに、その成果を収穫できずにほんと、残念)育ててたオクラが見たことないぐらい成長しててーー茎が腕ぐらい太くて、実もナイフぐらいの大きさでーー驚きました!こんな大きなオクラを見たことがなかったので、すごくレアに感じて、この畑を巨大オクラの観光スポットにしようかと思ったぐらい(笑)

これまで、オクラと私の接点は、食卓で食べる指ぐらいの大きさの形の揃ったオクラの姿とその味、ぐらいだけだったので、あのオクラはオクラの子供だったのか…と今まで知らなかったオクラのことを知れてなんか感慨深い気持ちになりました(笑)

島に来てから、そういう、”物事”の背景を実際に目で見て触れて知る、という瞬間が多くて(魚もそうだし、働く人も、仕事もそう)、島で暮らして働いてる中で、これまで表面しか知らなかったこと”物事”のちゃんとした姿が知れるのが、すごくいいなと感じています。

最近どうですか?(暮らし)

本土にいる間に、金髪ショートヘア&コンタクトレンズをやめて眼鏡にするという、大イメージチェンジをしたら、島に帰ってきて誰だか認知されない、ということが頻発しました(笑)ただ、みなさん、私の5本指の靴を見て「ああ、あなたね」と認知してくれて、5本指の靴の凄さ?を感じました(笑)私の5本指シューズ、ありがとう!(笑)

この記事のはたらき先

隠岐島前森林組合 について

書いた人

山郷 志乃美

埼玉県出身。初めての釣りに感動し、漁師を目指し海士町へ。魚を求め定置網漁、漁協で勤務。

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