AMU JOURNAL

はたらく人の声

海士町に来て、気が付いたこと。

2022.9.26

書いた人 ― 浜口 夏生
はたらき先 ― 海士いわがき生産

今週の業務

複業組合に入社して9ヶ月が経ちました。

1月〜定置網の現場(好き過ぎて延長)、7月からEntôと岩がき生産のダブルワークで働いています。Entôでは主に夕食の仕込みや接客、岩がき生産では岩牡蠣の養殖のお手伝いをしています。

一次産業と三次産業の兼業は生産から提供までを自身の目で追うことができ、ジャンルが違うようでとても横の繋がりを感じることができます。また、Entôの夕食では、現在働いている岩がき生産の現場で育てた牡蠣や前回働いていた大敷(定置網)で採れた魚を提供しています。

提供している牡蠣がどのように育てられているか?魚はどのように採られているか?といった具合に“生産者側の視点“を持って接客できることが私の大きな強みになっています。

一番驚いたこと

【仕事】

岩がきの養殖の工程はこんなにも手作業が多かったのかと驚いています。

稚貝を紐に通し出来上がったものを筏に結んで沈め、ある程度育った牡蠣を引き揚げ、牡蠣同士をセメントで固めてまた沈め、引き揚げ、磨く…といった工程をほとんど手作業で行っています。ただの消費者ではなく生産者側の視点も知った時、より一層食のありがたみを感じるようになりました。

皆様今後牡蠣を食べる時はどうか噛み締めてお召し上がりください…。

【プライベート】

地域の飲み会の多さにただただ驚いています。

今日は家に引き籠ろうと思っても引き籠らせてもらえない、という感覚でしょうか笑。私は落ち込むと一人で考え込んでしまうタイプなのですが(考え込んだからと言って解決もしない)、そんな時に「○○さんの家集合!」と言っていただける環境に物凄く救われています。

最近どうですか?

海士町に来て気づいたことは、自分は思った以上に海が大好きなんだということ。仕事で午前中は海に出てはお昼からは素潜り、夜は釣りに行っても海に飽きることは全くありませんでした。

数日間海に入れなかっただけでストレス?なのか、めちゃくちゃ肌荒れを起こしたくらいです笑。とにかく今年の夏が26年間生きてきた中で一番楽しかったです。

BBQ、素潜り、魚突き、ウェイクボード、お祭り、花火、釣り等々、仕事以外の時間休んだことがないレベルで遊び続けていました。実際8月のスケジュールが31日間全て予定で埋まるという充実しまくったスケジュール帳を初めて完成させました。それでも先日、遊びに連れて行ってくださった地元の方に「今年の夏なんて70%くらいしか遊べてないぞ」と言われたので、来年はもっと楽しくなる予感がしています!

この記事のはたらき先

海士いわがき生産 について

書いた人

浜口 夏生

茨城県出身。音大を卒業後、IT企業へ就職。Youtubeで素潜り漁師の動画を見て衝動が抑えられなくなり、離島移住を決意。AMU WORK卒業後は、はたらき先である飯古建設の定置網漁師へ転籍。

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