AMU JOURNAL

はたらく人の声

筋肉痛と闘っています。

2022.9.26

書いた人 ― 宇谷 康志
はたらき先 ― 隠岐汽船

今週の仕事

9月から隠岐汽船で働いています。

複業組合からは初めての派遣ということもあり、働くほうも受け入れるほうも手探り状態での開始だったとおもいます。

仕事内容はフェリーの発着、荷物の上げ下ろし、配送等です。

最初に覚えた仕事がフェリーの発着の綱とりでした。最初に感じたのは護岸ぎりぎりで感じるフェリーの威圧感でした。間近で見るとより迫力というか怖さを感じました。

フェリーの着岸時の綱とりは前後を二人ずつで行うのですが、フェリーから投げられた細いロープをたぐって太い綱を引き上げるのですが二人の息を合わせるのがなかなか大変でかなり苦労しました。また、綱は当たり前ですが予想より遥かに重く感じ、一度の綱とりでかなり腕がやられました。当然離岸時も固定していた綱を外すのですが、簡単にみえる作業もタイミング等が難しくコツを掴むまでかなり大変でした。

船によっては停泊時間が10分くらいなので綱とり、荷物の出し入れ、車の誘導等でかなりバタバタです。自分が綱とりで一番苦労しているのが着岸時の重りのついた細いロープをフェリーの甲板に投げ返す作業です、ロープをぐるぐる回して上に投げるのですがフェリーの船体が壁に見えました。

他の職員さんからは「慣れるしかないよ」と励まされますが現在必死に練習中です。現在の成功率は6割くらいですかね。一発で決まった時はかなり気持ちがスカッとします。また、他の職員さんがやっている姿はかなりかっこいいので自分もそんな風になれたらと思います。

もう一つ大きな仕事が荷物です。

個人はもちろんですが、商店の野菜等がまとめて入ってきます。綱とりに引けを取らないくらい重労働ですが離島のインフラの最前線を感じられる仕事です。

店の方の出入りも多いのでまだ、島生活が短い自分にとっては顔見知りがたくさんできるのでありがたいと思ってます。

移住前はデスクワーク等が多くあまり体を使っていませんでした。現在は肉体労働が多いので毎日筋肉痛と戦っています。まだままだ、作業にはドタバタ感が強くありますが、まずは基本の仕事をスムーズにこなせられるよう頑張っていきたいと思います。

最近どうですか?(暮らし)

海士に来て二か月弱ですが、生活にも少しずつ慣れてきました。長屋のお隣さんはかなり若い人が多いですが、おかずのおすそ分けや物の貸し借り、送り迎えをしたりなどかなり昭和的な近所付き合いが多かったりします。

移住後台風が2回きたりして大変でしたがお隣同士で非難の相談をしたりなど密なお近所付き合いができたりしているのでそれが自分にとって久しぶりの感覚なのでけっこう楽しめている感じです。

自分から積極的に出ていくタイプではないので知り合いもまだまだ少ないですが、色々な人と関わって島生活を楽しみたいと思っています。

この記事のはたらき先

隠岐汽船 について

書いた人

宇谷 康志

島根県大田市出身。40代バツイチ独身。新しいことにチャレンジしようと決意。やるなら環境を大きく変えようと、思い切って海士町へ移住。

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