AMU JOURNAL

はたらく人の声

午前はパン製造に携わり、午後は草を刈ります。

2022.10.27

書いた人 ― 空閑 みなみ
はたらき先 ― 隠岐桜風舎

つなかけ(隠岐桜風舎)で働いています。

パンの成形や掃除のスピードが緩やかに上がってきたと思います。緩やかに。以前は指示を受けて動くことが多かったのですが、次の作業のために〇〇を準備しておくといった動線がようやく身についてきました。

前回の週報で書いたように、つなかけは色々な商品を抱えており、基本的に製造スケジュールがキチキチに詰まっています。そのため、効率良く回せるようにすることが非常に大切です。パンもお土産菓子も需要が高いです。

そして、製造現場に余裕が欲しいです。筆者のような小童にはすぐ解決策が思いつきませんが、勤務中ずっと全力疾走し続けることが大変だということは誰でもわかります。血圧が上がりそう。

これからの”つなかけ”はどうしていくのか、どうしたいのか、働いている人はもちろん、海士町民の思いが知りたいなと作業の途中でふと立ち返ることがあります。この忙しさの先に何があるのか。

森林組合で勤務していた時も同じようなことを考えました。このしんどさの先に何があるのか。労働で収入を得ること以上に、完全なるやりがいを求めるタイプなのかもしれません。

そういえば、午後から製造メンバーで掃除をした日に、森林組合で磨き上げた?刈払機のスキルでつなかけ裏の草刈りをしました。午前はパン製造に携わり、午後は草を刈る。これぞAMU WORKER。久々に外で作業をし、秋晴れも相まって爽やかな気分になりました。刈る面積が割と広く、達成感も十分。何より、刈払機のスキルは田舎で重宝されますね。

My刈払機を持つ日も近いかもしれません…。

草刈り前
草刈り後

メディアの影響力はすごい。

先日、6月に放送されたガイアの夜明け(筆者が出演した回)の再放送がありました。再放送の存在を知ったのは、その翌日でした。配達先の商店にて、テレビ見たよと。いつも頑張ってるねと言っていただいたり、当時と今を比較して、良い意味で何か変わったとおっしゃる人もいました。何か変わったのかもしれません笑自分に認識できる範囲でどう変化したのか少し考えておきます。次の週報までの宿題ですね。

放送翌日、至る所でガイアの話を聞いたので、改めてメディアの拡散力に感心しました。取材当時は新しい環境に加えて、慣れないテレビカメラが気になって大変な面もありました。もちろん、あの映像が全てではありません。番組尺の兼ね合いであちこち編集されています。ただ、映像記録として残っていることによって、どういう背景をもった人間なのかを断片的に知ってもらえたことで、普段接点を持っている人たち、また、見知らぬ人たちとの距離が縮まった気がします。

今後は、ANAの国内・国際線の機内放送、TV JAPAN という海外のチャンネルで放送されるようです。全国放送の次に、瞬く間に世界デビューです。これからも生温かく見守っていただければ幸いです。いつもありがとうございます。

パスタが飛んだ。

とある休日、リビングでシェアメイトとパスタを食べていたら、パスタを巻き取ったフォークが手から飛んでいきました。手がわなわなしたという表現が正しいのでしょうか。反射のようにパっと手が一瞬震えました。

ここ数ヶ月、休日もやりたいことが尽きず、動きっぱなしだったことが原因でパスタが飛んだという考えにたどり着きまして、次の休日は半日睡眠をとり、ダラダラして過ごそうと決めていました。

そして、パスタが飛んだ次の休日、芋を掘ってしまいました。

結局眠気が起こらず、休日お昼寝作戦は失敗しました。またの機会にリベンジします。

午前中に芋を掘って、午後はさすがに立ち作業をするのはやめようと思い、ずっと夜までお絵描きをしていました。水彩絵の具で描きたかった絵をゆるりと仕上げ、落ち着いた休日を過ごすことができました。絵を描くと心が穏やかになって良いです。

ぼちぼち、スケッチブックの絵が増えていくことでしょう。

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隠岐桜風舎 について

書いた人

空閑 みなみ

1道5県出身。大学で映画学を専攻した後、新卒で組合へ。最近は、"編むこと"に縁があるようです。

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